さりはま書房徒然日誌2024年10月29日(水)

私だけのポケットアンソロジーRAEDING NOTEBOOKつくりにトライして、製本基礎講座「一折り中とじ」の復習をする

ーチリが現れる筈なのに……!ー

手製本工房まるみず組製本基礎コースで教えてもらった「一折り中とじ」を復習する。一折り中とじは、絵本によくあるようなページ数の少ない時の製本方法である。

田畑書店ポケットアンソロジーは色んな短編や詩歌を綴じない形で販売。素敵なファイルが各種販売されているので、読者はみずからがアンソロジストとなって好きな短編を選び、ファイルに綴じていくことができる。


READING NOTEBOOKはポケットアンソロジーと同じ書籍用高級用紙を使い、同じスタイルをとりながら、中は自由に感想や絵が描けるように白紙になっている。

(以下、READING NOTEBOOKの元々の姿。ページをめくると白紙になっている)


製本講座のときは本文から折っていくが、ポケットアンソロジーはもう折丁になっているから少し楽である。

でも相変わらず、思いがけないところでつまずく。

背に貼る寒冷紗はどちらも同じ感触に思え、どちらが糊ボンドを塗る面なのだろう……と迷う。

糸でかがっていくけど、最後まで来てどこか違う……よくテキストを見たら「一つ飛ぶ」と注意書きのあった箇所をスルーしていたのに気がつき、最初からため息をつきつつかがり直す。

ボール紙も相変わらずカッターでは中々切れない。ボール紙無間地獄にいる気分になりながら、カッターをいつまでも滑らせる。

折丁の背と表紙の背を糊ボンドでつける……でも中々くっつかない。

ようやく見返しと表紙をくっけるところまで到達。くっついた!でも「ちり」が現れない。薄く小さいだけにミリ単位できちんと測らないとと反省。一応ミリ単位で測ってはいるのですが、測る、切るって難しい。

下の写真が失敗作。ブヨブヨしているのは、やはりミリ単位できちんと測れていないせいだと思う。

反省する点の多い失敗作だけれど、それでも私だけのREADING NOTEは愛おしいもの。

田端書店のポケットアンソロジー、素敵なファイルに綴じてもよし、頑張って私だけのこの世に一冊の手製本作りにトライしてもよし、色んな楽しみ方がありそうである。

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