さりはま書房徒然日誌2025年12月19日(金)

並装から糸かがり角背上製本へのんびり作業

=ミス発見=

18日(木)は中板橋の手製本工房まるみず組へ。
並装から糸かがり上製本への改装本の続きをやる。

前回、薄い和紙スパイダーを真ん中に置いて本文を二枚ずつ貼り、その四ペアを重ね折丁にした!

……筈だったが相変わらずのミスを発見。しかも私の性格がよく出ているミスだ!


まず下の写真。
最後から二番目の折丁でこけるところが私らしい。
しかも最後に作業する一番外側にあたるところ……というのも私らしい。

どこでミスをしているかお分かりだろうか?

99ー100のページの向きを間違えて逆にしてしまっていた。

100、99、101になってしまっていた!

恐る恐るスパイダーを剥がしてやり直す。

糊と和紙は優しい。ゆっくりやれば、綺麗に跡も残さず剥がれてゆく。

だから世界中、本の修復現場で和紙が使われているんだ……と納得。

まだまだ他にも不具合が見つかる。

一番最後の折丁の外側、なぜか高さがずれている。

どうやら私は最後になると、気が緩んでミスしたり、いい加減にやってしまうらしい。

不具合を直してから折丁の上下に飛び出ているスパイダーをハサミでチョキチョキ切る。

そのあと表紙用ボール紙を切り出し。

一枚もののページにつけるスパイダー和紙を切る。

私は極薄和紙を切るのがとても苦手なのだが(ティッシュをカッターで切るようなもの、ビリビリになってしまう)、まるみずの先生が側にいてくれると、なぜか切るのに成功する。

まるみずのショップで購入した古裂帖。一閑張の材料にしよう。


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