並装から糸かがり角背上製本へ、のんびり作業
=ミス発見=
18日(木)は中板橋の手製本工房まるみず組へ。
並装から糸かがり上製本への改装本の続きをやる。
前回、薄い和紙スパイダーを真ん中に置いて本文を二枚ずつ貼り、その四ペアを重ね折丁にした!
……筈だったが相変わらずのミスを発見。しかも私の性格がよく出ているミスだ!
まず下の写真。
最後から二番目の折丁でこけるところが私らしい。
しかも最後に作業する一番外側にあたるところ……というのも私らしい。
どこでミスをしているかお分かりだろうか?

99ー100のページの向きを間違えて逆にしてしまっていた。
100、99、101になってしまっていた!
恐る恐るスパイダーを剥がしてやり直す。
糊と和紙は優しい。ゆっくりやれば、綺麗に跡も残さず剥がれてゆく。
だから世界中、本の修復現場で和紙が使われているんだ……と納得。
まだまだ他にも不具合が見つかる。
一番最後の折丁の外側、なぜか高さがずれている。
どうやら私は最後になると、気が緩んでミスしたり、いい加減にやってしまうらしい。

不具合を直してから折丁の上下に飛び出ているスパイダーをハサミでチョキチョキ切る。
そのあと表紙用ボール紙を切り出し。
一枚もののページにつけるスパイダー和紙を切る。
私は極薄和紙を切るのがとても苦手なのだが(ティッシュをカッターで切るようなもの、ビリビリになってしまう)、まるみずの先生が側にいてくれると、なぜか切るのに成功する。
まるみずのショップで購入した古裂帖。一閑張の材料にしよう。
