製本応用講座「自作長編を丸背にする」&パッセカルトン11回
中板橋の手製本工房まるみず組へ。
まるみず組の春休み明けということもあり、何かを始めたい4月ということもあり、1日体験の参加者も多くいらして賑やか。
私のいた作業台には、若い女性二人が初めての和綴じ本作りに。
お若い男性が初めての角背上製本作りに。
外国の方が思い出の本をリメイクされたり……色々トライされてた。
私もやった筈の作業なのに、先生が教えていらっしゃる様子を見ると「ああ、そうか!」と思い出したり、初めて気がついたりすることしばしば。
同時進行していく他の方の色んな作業を眺め思い出したり、確認したりできるのが、まるみず組ならではの面白さ……だと思う。
パッセカルトン11回
バラした本の中央に極薄和紙の細長い短冊を貼っていく。
前回よくくっついていないことに気がついたので、今回、糊の濃度を濃くしてみた。
するとダマになって和紙がボロボロちぎれていく。
先生に訊いたら、やはり濃すぎるとのこと。
薄めた和紙をたっぷり塗りつけると、今度は途中でビリビリ切れてゆく。
適量を塗って、テフロンヘラでしっかり、でも優しく擦る、しかないようである。
ちなみに図書館で修復される場合、こうした作業もあるらしい。時間がかかるし、とても大変。
そんな図書館、もっと大切にしたいもの、と思う。

製本応用講座「自作長編を丸背上製本にする」
今日は背中部分の作業。
軸糸をパッツンと切って短くする。

見返しに響かないように糸をほぐす。
理想はタンポポの綿毛。
でも、がんばれど私のは海中のワカメ状態だ。なぜ?
何回もやっている作業なのに、私はうまく出来ない、なぜ?

そこでまるみずの先生の一言アドバイス。
「根本からほぐしましょう」
私は押し倒してカリカリほぐしていたが、先生はたてたまま根元からほぐし、途中で指先でほぐす。
するとフワフワのタンポポの綿毛になった!
タンポポの綿毛状態でないと、見返しを貼ったときモッコリして見てくれが不細工になってしまう、とのこと。

無事にほぐし終わって一息つくも、ない!前回作った筈の花布がない!
しっかり本と一緒にビニール袋に入れた筈なのに!
ない!ない!とあたふたしていたら、まるみずの優しい先生が一緒に探してくださる。
あった!次々と先生が見つけてくださる。
本を袋から出した時にうっかり落としたのだろう。
床に盛大に散らばっていた。
小物は小物だけで袋に入れなくては……と反省。

表紙に使う革の箔押しについて先生と相談。表紙が見えてきた!
中板橋の桜も葉桜に。もう今日の風で散ってしまっただろうか。
