製本応用講座「自作長編を丸背上製本にする」
昨日は中板橋の手製本工房まるみず組へ。
表紙用の革の切り出しをして箔屋さんに預けるところまでいくかな……と革を持参したが、その一歩手前で終了。

手製本はとにかく時間と手間がかかるもの、と実感。
でも、だからいいのだとも。
昨日のレッスン前の製本計算ドリル、久しぶりに計算問題が出てきた。
ここで簡単な計算で間違えたり、そもそも問題の数字を正しく読みとれてなかったり(老眼は悲しい)とバタバタする。
今日も作業台は満員御礼。
イギリスのご夫婦、アメリカの女の子の間で作業する。
まずは寒冷紗を背中に貼って余分部分を切り落とす。

丸背のきわは指先でぐりぐりなぞる。

花布つけて(丸背のせいか、ついたと思えど何度も落下してしまう)
天地を間違えないように確認して栞ひもつけて(以前、間違えたことがあった)

茶色の部分は「クータ」と呼ばれる紙筒。
クラフトペーパーとかで背幅部分に合わせて筒をつけて背中にペタリ。
「クータ」は、機械製本ではあまり付けられていないようだけど、本にかかる力をクータが分散して背割れを防止する……そんな縁の下の力持ち。
本の平部分の茶色は適当な紙で本体をギュッと締めるウースという物。これも表紙と合体するため、安全のためつけておいた方がいいらしい。

背が完成!と思うも、先生からきちんと接着されていない部分をあちこち指摘される。
そういう部分から、本はへたっていくらしい。
また接着しているうちに時間は経過。
機械製本のおかげで大量に本が行き渡るようになったのはよいことだけれど。
でも元々本は大量生産、効率とは縁のないところで、時間をかけて作られて、限られた人に大切にされてきたものなのだなあ……と、手製本のおかげで学んだように思う。

中板橋、石神井川の桜はすっかり葉桜になっていた。