チェスタトン「マンアライヴ」二部三章第294回

もしかしたら記憶をさかのぼって物事を考えているせいなのかもしれません。あるいは心理学めいた雰囲気のせいで、科学の目で刺し貫くことがまだできないでいるのかもしれません。でも不面目な事実であることには変わりはないのです。あの晩、狂乱のモンマルトルで酒をあおる詩人さながら、ろくでなしの詩人のように感じたのですから。

 

“But whether I read things backwards through my memory, or whether there are indeed atmospheres of psychology which the eye of science cannot as yet pierce, it is the humiliating fact that on that particular evening I felt like a poet—like any little rascal of a poet who drinks absinthe in the mad Montmartre.

 

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