パッセカルトン18回&手製本応用講座「自作長編を丸背革装にする」
四日(木)に中板橋の手製本工房まるみず組でパッセカルトン18回と手製本応用講座を受けてきた。
パッセカルトン18回
前回の確認をしてから再び中心部分に補強の薄い和紙を貼っていく。
隣のパッセカルトンの先輩に「いったい何ページあるのですか?」とあきらられる。
パッセカルトンにしている丸山健二「月に泣く」は分厚い……それを三冊……で時間がとてもかかる。
でも段々終わりが見えてきた、とりあえず和紙貼りは。これから折って、かがって長い、長い道のりだ。
隣のパッセ先輩生は、革すき包丁をしまうサックを革を縫って作られていた。
道具をしまうサックも自作しつつのパッセカルトン。愛着がわくよね。でも不器用な私に縫えるかな?

自作長編を丸背革装にする
上の方の残りの花を咲かす作業からスタート。

上の花一輪、花弁中心に星形を配置。
そのほか星二つも散らす。
星型ポンチは丸と違って、くり抜くのにコツというか力がいる。でもなんとかくり抜いて、星を収める。
最後は茎だ。
これは定規で長さと幅を測って、カッターで切り抜き、下の厚紙も革紐の厚みに合わせて剥がしてゆく。
ここでカッターが滑って革を切り裂いたら……と緊張する。
最後、茎の凸凹しているところは、まる水の先生が調整してピタッとおさまる。感謝です。

見返しを貼ってようやく完成!
丸山健二先生にご指導いただき、まるみず先生にご指導いただき、拙い私の文が本の形になるなんて……感謝。

書きたいから書くのか、本という容れ物を成立させるために書いているのか……その両方の楽しみのために書いているような気のする昨今。
写真は、先日見てきた仙台文学館「製本装幀家ティニ・ミウラのしごと」展に展示してあった三島由紀夫「豊饒の海」。
手前第四巻のカーフスキンの見返しに革のモミジがいいなあと思い、まるみずの先生に「これはポンチで開けたのですか?」と質問。
先生曰く「ティニさんのすごいところで、ポンチではなく手作業でモミジをつくったとのこと。
私なんか直線の茎をはめ込むだけで四苦八苦しているのに、どうしたら曲線のモミジができるやら?
書くということも、本をつくるということも終わりのない道だなあと実感。頑張ろう。
ティニ・ミウラさんの豊饒の海、見返し。写真撮影、ネット掲載OK。

ティニ・ミウラさんの豊饒の海、正面。写真、ネット掲載OK。
